こんにちは、普段はイラストやドン・サウザンドの話ばっかりしているので、
実は創作や小説書いてるんですよ!信じてください!!な湊月ナハトです。
いやあイラストも本当ここ数年ずっとドンさんしか描いてないな??ってなりますね……。
でも実は創作(オリジナル)の小説も書いてるんですよ!
というわけで、Twitterにて素敵な小説アンソロジーを見つけまして参加させていただきました。
(むしろ一作品も創作小説あげてない奴をよく招いてくださったな……と思いました本当にありがとうございます!)
『プティフールの書架』様に参加いたしました。
『手のひらの読書時間』をコンセプトに、短いお話を集めた小説アンソロジーとのこと。
第一回目のテーマは「朝」でした。
朝のちょっとした時間に楽しめるお話……という企画書をいただき、1本書かせていただきました。
めちゃくちゃ素敵な御本が届きました〜!
見てくださいこの豪華仕様っぷり……!!
私も同人誌は出したことありますが、バイトもしていない学生時代の話なので、こんなオプションマシマシの本って出したことないんですよね……!
商業誌でもなかなか見かけないこの細部までこだわり抜いた特別仕様!
これぞ”同人誌(※えっちなやつじゃなくて本来の同人的な意味)”って感じがしていいですね本当。
化粧箱を開けると、まずはメニューという名の執筆者一覧が出てきます。
ああ〜〜!良いホテルのアフタヌーンティーで提示されるメニュー表みたい〜〜!!
いや行ったことないから知らんけど!!(おい)
もしくは高いチョコレートとか買うと、各チョコレートの説明書とか入ってるじゃないですか。
そんな感じの冊子を思い出して最高です……。
自分の名前が載ってるの本当嬉しいですね。
小説はお話の雰囲気等で5つの冊子に分かれていて、私の作品は「cracker」に収録されています。
1冊目の冊子ですがトップバッターじゃないのでギリギリセーフ。
……いうほどセーフか???
というのも、事前に企画アカウント様が各作品のサンプルをご紹介くださっていたのですが。
やっぱりというべきか、男女のさぁ……胸がほっこりするようなお話が多くてあっあっあ……ってなりました。
というわけで、本日はそんな「プティフールの書架」様に寄稿させていただいた拙作、
『Morgenstund hat Gold im Mund』についてお話ししていきたいと思います〜〜!!
一応ネタバレを含みますので、よければ他の素敵な作品のついでに私の小説をお読みいただいた上で本記事も楽しんでいただければ幸いです。
ではどうぞ!
タイトルについて
私は小説を書く上で、タイトルをつけるのはいっつも最後です。
というか書けたけどタイトル決まらんからPixivにアップできね〜〜!!!ってなってます(笑)
なので、大体書いた話の根本のテーマや印象的なセリフをドイツ語にしていることが多いです。
なんでドイツ語かというと、私は度々ここでも言っている通り英語力がシニューニャなので文法がミスっててもバレにくい第二外国語(私の場合ドイツ語)にしてるんです以上です。
なので今回のお話、『Morgenstund hat Gold im Mund』もドイツ語。
直訳すると「朝の時間は金を手にしている」なので、日本語では「早起きは三文の徳」になります。
Mundは”口”じゃないよこの場合”手”って訳すよ!じゃないと意味不明だからね!!
「早起きは三文の徳」という言葉も小説本文で登場します。
この話自体が不本意ながら本来起きる時間より前にすっごい気持ちよく目が覚めたってだけの話なので、タイトルに引用できる言葉がこれくらいしかありませんでした。
なお「早起きは三文の徳」は中国の故事、「早起きは三文の得」とするのは日本の古い慣習からだそうなのでどちらでも良いらしいです。
今回のお話では、早起きをしたことで得をした話なので、本文では後者の「得」を使いました。
さらにちなむと「三文」は現代の価値では300円程度の価値だとか。
なので、早起きしてもそんな価値ないよという逆の意味でも使われることがあるとか。
本文でも主人公が「三文は少し安すぎないか?」と言及しています。
というのも、予定よりどれぐらい前に起きたことにしようかな?と考えた時に、
主人公は北海道札幌出身で、物語の時点では東京都在住なので、彼の中での平均的な時給は1500〜2000円程度であると仮定し、300円を”少し安すぎる”と感じる時間はどれくらいかな?と思いまして。
1時間だとかなり安くなるし、10分だと優雅な朝は過ごせない……というわけで30分ほど早起きした、という書き出だしになりました。
登場人物について
今回この話で登場するキャラクターは1人のみです。
なので独白というか、もはやでっかい独り言みたいなお話ですね。
話を読む上で必要じゃないかと思いますが、一応設定は下記の通りです。
- 北海道札幌市出身の28歳男性
- 最終学歴は道内の大学(臨床心理学)
- 両親は離婚ではなく別居状態で苗字は父方のもの
- 裕福なのは母方の実家(よく名産品を送ってくる)
- 道内にいた頃は恋人がいたが現在は独り身
- 東京都内の高校で心理カウンセラーとして働いている
- 友人は保健室の先生(校医)と生活指導の先生
- 元喫煙者(大学卒業時に禁煙)
- 飴など甘いものが好き
- とある事情で纏まった大金がある
まあざっくりこんな感じです。
実家の状況とかは今回の話には特に関係がないですが、
北海道出身なこととかは割と地の文で使った気がします。
あと私は家電オタクなので、そのキャラクターはどんな家電を使っているかとか結構決めたりします。
現代物を書く上でのあれこれ
というのも、私は現代物(現パロ)を書く時に、わざと実在するものを登場させることが多いです。
例えば今回のお話だと、switchbotさんの「switchbotカーテン」、不二家さんの「ポップキャンディパーティパック」が登場しています。
(案件じゃないですし商標権等があるので名前は出してませんが、
ああ〜〜ってなるかなと思います(笑))
まあ私が家電が好きというのもあるのですが、こういうふうに現実に存在するものを出すことで、より物語が具体的に想像できるというか、現実世界に生きてる感を出せるというか。
例えば、キャンディの味も食べたことある方なら「あの味か〜〜!」と想像して頂きやすいというか。
もっというとナハトさんはキャラクターが作中で使用していたものをグッズで出してくれ!デュエルディスクとかピアスとかよぉ!!(※ドンさんの話)なオタクなので、今回のキャラクターだとこの不二家さんのキャンディが実質オタ活グッズになるわけです。
なので、好きな食べ物ならよく買って食べているメーカーさんの商品、
家電ならどのメーカーのどんな機能がついているもので、それを選んだ理由は何か……とかも決めます。
(型番まで決めると数年後見たときに型落ちしてて笑うよ!!)
そのほかにも最終学歴ならどんな大学の何学部でとかを決めるので、
出身地や住んでいる周辺の大学の情報とかも調べます。
今はインターネットでいろんな情報も手に入りますし、Google Mapでどんな感じの街で学校で、とかも見れるので楽ですね。
不動産会社のサイトで物件を見たりとかもたまにやります(笑)
まあこれは割と職業病な気がしますね。
デザイナーはどんなデザインにするか考える時に、対象となる年齢層や性別、職業、活動時間帯、使用する端末、地域、家族構成……などなど、ターゲット層の人格や背景(いわゆるペルソナ)を掘り進めてデザインを考えます。
私の場合そこに元家電量販店の店員という過去が合わさって、こういう性格でこれくらい収入で、こういう目的があるから、おそらくこれを選ぶだろう、もしくは店員に勧められるだろう、みたいに家電を決めます。
今回の主人公なら、「アラサーの男性」「一人暮らし」「学校関係者(※多忙)」「お金はある」という属性があるので、例えば洗濯機ならドラム式の乾燥機能付き一択、
掃除機もロボット掃除機=床にものがない状態をキープ=ラグはなく床はフローリングのまま、
一人暮らしなので工事不要の小型食洗機(なので水洗いはする)を使っている……みたいに決めていきます。
これを受けて是非本文を見直してみてください(笑)
通販でもお買い求めいただけます!
そんな拙作も含め、足元にも及ばない他の執筆者さまの素敵な作品が載った『プティフールの書架-Soleil-』は、BOOTHという通販でもご購入いただけます!
本当に素晴らしい作品ばかりで、御本自体もとんでもなく可愛く豪華な仕上がりで、眺めているだけでほっこり息が漏れるような一冊(5冊?)なので、ご興味がある方は是非!
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では続いても小説メイキングのお話です。
小説メイキング:架空デュエル編
打って変わって、次は「架空デュエル」を書く上でのお話です。
現代ものとは違う方面で頭を抱えながら書いているので、1本の小説が出来上がるまでのあれこれをお楽しみ下さい〜〜!
なお今回はPixivに掲載している『Nun hat der Alltag winder begonnen.』のネタバレを含みますので、
よければ下記からお楽しみいただいた上で本記事もよろしくお願いいたします。
というのも、実はマシュマロでこんな嬉しいコメントをいただきまして。
めっちゃ嬉しいですありがとうございます〜〜!!!
これは是非ともめっちゃ語りたいなとこの記事を書いてます。
ちなみにマルチエンディングにした理由は、執筆前にTwitterにてどんな内容・結末がいいかアンケートを取っていたからです。
どんな結果が一位になってもばっちこいやーー!!!と構えてました。そのせいです(笑)
なので普段からマルチエンディングにしてるわけじゃないです!!そんなん毎回できるか!!!
なおそのアンケートというのがこちら。
エリファスが勝つに票が入らないことが途中からわかってきたのでこれは除外し、
まずは「ドン・サウザンドが勝利する」、「デュエル中に和解し引き分けになる」という2つの結末を用意することにしました。
❶:架空デュエルのプロットを考える
結末を決めたら、小説のメインになる架空デュエルのプロットを考えます。
普通の小説と違い、デュエルの盤面や使用するカード、タイミング等にキャラクターの心情を乗せるので、ここが一番頭使いますね。
(単純にプレミあったらダメだからライフ計算や手札、デッキ枚数も考えないとだけど)
プロットの立て方は大体下記の通りです。
- デュエルの結末を決める
- 出したいカードをピックアップ
- デュエル中に揃えたい盤面、展開を決める
- その盤面に持っていくための譜面を考える
- 既存のカードでは不可能な場面を埋めるオリカを決める
- オリカの効果テキストを考える
- オリカの名前を決める
- 手札枚数、デッキ枚数、X素材等の最終確認
1.デュエルの結末を決める
これに関しては、今回はアンケートで「ドン・サウザンドの勝利」か「和解して引き渡け」の2択なので、最後までこの二つのうちどちらに転ぶかわからない状況にする必要があります。
なお分岐点となるカードが、今回のオリカである『神秘のレキシコン』と『ヌメロン・デイジーチェーン・エクシーズ』の2枚になります。
効果は以下の通りです。
『神秘のレキシコン』/速攻魔法
① 自分の墓地に5体以上Xモンスターが存在する場合に発動できる。自分の墓地から光属性のXモンスターを1体選択しX召喚扱いで自分フィールド上に特殊召喚する。自分の墓地に存在するXモンスターが全て光属性の場合、この効果で特殊召喚したXモンスターの下に重ねてX素材とする。
『ヌメロン・デイジーチェーン・エクシーズ』/カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できず、この効果の発動後ターン終了時まで自分はモンスターを召喚・特殊召喚できない。
① 墓地からモンスターが特殊召喚された時に発動できる。自分の墓地から『No.』モンスターを1体選び、X召喚扱いで自分フィールド上に特殊召喚する。特殊召喚したモンスターの属性により以下の効果を適用する。●光属性:デッキから『ヌメロン』または『ナンバーズ』カードをセットする。この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。●闇属性:自分フィールド上のカードを1枚選びそのモンスターのX素材とすることができる。
『神秘のレキシコン』でエリファスがどのニューオーダーズを蘇生するか、
それを受けてドン・サウザンドがその『No.』を特殊召喚し、追加効果を発動するかによって結末が分岐します。
「『エーテリック・アメン』以外の……そうだな、『NO8エーテリック・セベク』や『NO10エーテリック・ホルス』ならば、この状況を打破し我を倒すことが出来たやもしれぬ。
だが貴様は『エーテリック・アメン』を選んだ。そう、あの時と同じように……“ランクアップしつづける”理想を取ったのだ」
というドンさんのセリフ通り、エリファスが『NO13 エーテリック・アメン』以外のモンスターを選択していた場合、エリファスの勝利か引き分けになっているところでした。
というのも、『NO8エーテリック・セベク』はX召喚時に魔法・罠をサーチでき、X素材を使用することで手札から魔法・罠を発動することができます。
『NO10エーテリック・ホルス』も、自分の場の枚数に相手の場の枚数を合わせる効果を持っているので、『ヌメロン・ネットワーク』を破壊する、サーチした魔法・罠で行動を封じるなどができたわけです。
でもエリファスがランク13以外選ぶわけねえだろバ〜〜〜〜カ!!ってことで選ばれたのはアメンでした。これにはドンさんもがっかり。
まあアニメ本編でもマヘスで止まってたら遊馬に勝てていたのにランクアップするし多少はね???
ちなみに、万に一つにもないけどエリファスがアメン以外を選択していたら、ドンさんは『ヌメロン・デイジーチェーン・エクシーズ』の効果でシニューニャを選びつつも、追加効果を発動はしない……という感じでした。
普通に考えて、シニューニャがX召喚されると、自身を含めたフィールドのモンスターを全て除外する強制効果が発動するので、素材を追加する意味がないです(除外された時点で素材が墓地に行くため)。
なので、ここで素材を追加する効果も発動したのは、”素材としたカードを墓地に送る”結果が大事なわけです。
ちなむと現実のデュエルだと『ヌメロン・カオス・リチューアル』の発動に墓地にネットワーク足りねぇ〜〜!!ってなるので、ネットワークを送りたくなるし理には叶ってる効果だよ!!(多分)
なおそんな墓地に送られたカードのテキストは以下の通りです。
このカードは名前だけしか本文で使用してないので、カードテキストまで読んでくださって初めて意味がわかるって感じのカードですね。
『ヌメロン・カオス・エンゲージメント』/通常罠
このカードの①の効果は自分のターン開始時にしか発動できない。
① このカードの発動時の処理としてお互いのプレイヤーは1000LPを失い、このターンに発生する効果ダメージを0にする。
② 墓地のこのカードを除外し発動できる。このターンに『No.』モンスターにより発生する戦闘ダメージに以下の効果を適用する。●光属性:発生する戦闘ダメージは倍になる。●闇属性:発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける。
ラストターンでエリファスのライフは残り3000。
ドン・サウザンドのライフは残り1400でした。
なので、この罠カードを発動していれば、発動時の効果で互いにライフが2000と400になり、
シニューニャの帰還時に発生する効果ダメージ(アメンの攻撃力5000分)は0になります。
その後、バトルフェイズににシニューニャでエリファスにダイレクトアタックを行う攻撃宣言時かダメステ開始時に②の効果を発動することで、互いに2000ダメージを受けて引き分け、というエンドになるわけです。
でも仕方ないよね!エリファスがアメン出した挙句反省の色ないんだもんね!!
アメンを出した時点でドンさんの中で失望ポイント貯まりきってたので、このカードも要らないなということになってわざとシニューニャの素材にすることでわざと墓地に送った、てなわけです。
(カオスを棄てて自分を認めなかったこの世界は自分も認められないという気持ちを固めて、引き返さないためとかだと美味しいよね!!)
なので大体反省しなかったエリファスが悪い(ドン並感)
2.出したいカードをピックアップする
今回の場合は、書いた時期が去年の3〜4月ごろだったのもあって、『HISTORY ARCHIVE COLLECTION』の新規である『オーバーレイ・ネットワーク』を出したかったです。
なので、前段階でアストラルを倒して、アストラルの力を取り込むことでデッキが少しアニメ本編のものから変容して、『No.』サポートも入っているっていう設定にしています。
また、OCGやマスターデュエルでは当たり前のように『ヌメロン・ネットワーク』を3枚積みにしてますが、おそらくアニメの世界では1枚しか存在しないカードなので、一度破壊されると墓地から回収する必要があるんですよね。
どうせならこの回収役をネットワーク繋がりで『オーバーレイ・ネットワーク』に任せよう!となりました。
あとはOCGやマスターデュエルではあまり活躍のない『ヌメロン・ストーム』も出したかった1枚です。エリファスは永続魔法で場を縛るスタンスなのでちょうどよかったですね。
3.デュエル中に揃えたい盤面、展開を決める
これは1の場面になるのですが、
『CNo.1ゲート・オブ・カオス・ヌメロンーシニューニャ』と『NO13エーテリック・アメン』の召喚口上が対になっているのでこの2体をほぼ同時に出す展開にしたかったです。
秩序を征する清浄なる志よ、更なる高みを目指し世界をあるべき姿へ!
すべての秩序を破壊し、混沌なる闇へ。世界を真なる姿へ導け!
という口上なのですが、この対になっている感を出したかったんですよね!!
なので今回、ドンさん側のメインとなるモンスターがヌメロニアスやヌメロニアス・ヌメロニアではなく、シニューニャというちょっと珍しい展開になりました。
(ドンさん自身の手で破壊されてさくっと退場するCiNo.1000に合掌しながら)
あとは1〜3を満たす展開になるようにデュエルの譜面を考えていきます。
アニメキャラの二次創作における架空デュエルはオリカも使っていいのでその点楽ですね。
ニューロンのおかげで、効果や名前が既存のOCGカードと重複していないかのチェックも楽になったので本当に嬉しいです。
ちなみに『NO13エーテリック・アメン』のせいでドンさん側のデッキの残り枚数も問題ないかのチェックが必要になるのでほんまにキレそうでした(おい)
また、ヌメロンはデッキからヌメロン通常魔法が使えるせいでなかなk手札が減らず、反対にエリファスは『ランクアップ・アドバンテージ』で追加ドローしているのに手札が足りなくなったりで、手札の管理が一番面倒です。
加えて、ヌメロンは攻撃力も効果ダメージもステータスも効果も全部頭カオスでやべえ奴らなので、一撃でも相手が死にかねない(特にライフが4000のため)ので、効果無効!無効!これも無効!そして効果破壊!になりがちになりますね。
これは割とマジで反省点なので、次にヌメロンで何か書くときは別の方法がないか模索したいところ。
ちなみにオリカの名前を考える時がわりといっつも時間かかってます。
英語!苦手!!つらい!!
なのでヌメロンのオリカはIT用語が多いです。サイバースかな???
(※ゲート・オブ・ヌメロンが機械族だし既存のカードがネットワーク、ダイレクト、ストーム、ウォール……とITでも使われる単語が多いので割と馴染むのでセーフだと思っている顔)
❷:デュエルプロットを小説の形にする
デュエルプロットができたら、いよいよ読み物の形にしていきます。
具体的にはデュエル中のセリフや地の文を考えたり、デュエルの前後を書いたり、後日談を書いて1本の物語にする作業になります。
なおデュエルプロットはこんな感じでWordで作ります。
これを見ながら、Wordで小説として書いていきます。
基本私は冒頭→デュエル部分→結末と通しで書くことが多いです。
じゃないと、デュエル部分を先に書いちゃっていると、その前後の部分で言いたいことが重複してしまったりすることがあるので、一本道で書く方が楽なんですよね。
小説を書く上で考えていることはほぼ皆無なので(おい)、
ひたすらズダダダダダとキーボードを叩きます。以上です。
そんなこんなで、本文が出来上がったら、デュエルプロットのデータからカードテキスト等も引っ張ってきていよいよPixivにアップします。
❸:タイトルをつけてアップロード
今作のタイトルは『Nun hat der Alltag winder begonnen.』です。
ま〜〜たドイツ語です。理由はアンソロの拙作と同じだが????
日本語訳は「今、再び日常が始まるのだ」……といった感じでしょうか。
これに関してメインであるデュエル部分ではなく、後日談である6ページ目の場面からつけています。
デュエルの結末はアンケート通り、「ドン・サウザンドが勝利し世界滅亡エンド」でした。
でも、ドンさんの勝利で終わるか、和解するかを最後までわからなくするために、エリファス(アストラル世界)の考え方が変わるか否かで結末が変わるという流れにしました。
そのため、エリファスとデュエルする前に、アストラルとデュエルを行いドンさんが勝利しています。
このデュエルでアストラルの力を得るものの、遊馬たちによってアストラルは”良きカオス”……希望の力を持っていて、ドンさんもまた無意識にその”良きカオス”の存在を認めています。
(ただし自分を倒すほどの力ではなかった=希望の力では世界は救えなかったと思っている+それはそれとしてアストラル世界は許していない)
でもエリファスもといアストラル世界は遊馬によって考え方が変わったアニメとは違って、カオスはすべて悪だと考えている状態です。
なので結局、デュエル中に和解することができず、エリファスは消滅、アストラル世界はドンさんの手で破壊された、というのが5ページ目までのお話でした。
でもドンさんはエリファスがアストラル世界の過ち(※これはアニメと同じくカオスを捨てたこと)を認めていれば和解するつもりだったので、エリファスのライフが尽きたのを確認するとヌメロン・コードを使用します。
そんでもって、過去のある一点を書き換えられた世界が6ページ目の世界になわけです。
そんな再び始まった”日常”には、ドンさんに取り込まれたバリアン七皇やアストラル、登校中の場面なのであの場にはいないですが、トロン一家やカイトたち、Mr.ハートランドなどもいます。
ハッピーエンドじゃんよかったね!!
おまけ:結末について
というわけで、Pixivにアップするにあたって、ドンさんと和解までは行かずとも、遊馬たちにとってはだいぶマイルドなエンドにしました。
ひよってる奴いる!?我だよ(おい)
和解エンドがアンケートで勝てなかったけど遊馬たちは悪くないから仕方ないよね!!
なお、月でのギャラクシー対決、ナッシュVSベクターくらいまでがアニメと同じ展開で、
(※ただし遊馬によってエリファスやアストラル世界の考え方の変化は起こっていない)
ナッシュとミザエルがタッグでドンさんとデュエルし敗北、アストラルが遊馬からナンバーズをすべて引き受けて挑むも敗北。
ドンさんがすべてのナンバーズを得た結果、ヌメロン・コードも見つけ出しそのままアストラル世界へ殴り込む……というのが前段階です。
なので本編よりぜってぇ許さねえ!!ドン・サウザンドォ!!!なため、いくら希望の力を知ったとはいえ報いは受けるべきだよね。という話がラスト7ページ目になります。
ドンさんがヌメロン・コードで変えた過去は、「アストラル世界がカオスを棄てた」という一点です。
ヌメロン・コードによって「カオスとの共存を選んだ」と変わったので、自ずと未来も変わります。
そのため”ドン・サウザンド”がバリアン世界を創ることもないので、当然バリアン七皇もいません。
アストラルもカオスを敵視していないのでその存在を言葉として知らず、遊馬もまた”カオス”という言葉を知らない状態になっているので、言葉にすることができない世界なわけです。
ちなみに最後まで石頭だったのと、急速なランクアップを目指す必要がないし三世界の危機もないので、エリファスは新しい世界にはいません(無慈悲)
アストラルやその半身の遊馬がいるのは、ヌメロン・コードを探しに行くためにアストラル世界が造ったからとかかな。
(アストラルと遊馬が分かれているのは、地上世界のカオスを見て感じるためにアストラル世界が一馬さんに息子として魂を半分託したとかそんなんだと思ってください(雑))
”カオス”をすべて失くすと、かっとビング精神や希望やらいいものまでなくなってしまうので、あくまでもアストラル世界がカオスを認めている世界(なのでアストラルがいるのを除くと雰囲気的にはアニメ最終回後に近い)に変わっただけです。
ただドンさんはその世界に行くことができず(これがドンさんへの罰)、誕生しなくなったことで誰にも認知されないバリアン世界の中でナンバーズとヌメロン・コードとともに眠りについた、という感じ。
なのでもしかするとアストラルや遊馬が無くなったヌメロン・コードを探しにやってきてくれるかもね。
そのときこそ本当のハッピーエンドになるんじゃないかな。
……エリファス?しら管(おい)
そんなわけで、私が小説を書く上で考えているあれこれでした〜〜!
うん、文章にしてみると大したことは考えてなかった(完)
ま、まあ前にTwitterで「キャラ設定およびキャラクターデザインする時の流れとか手順とか教えてほしい」とのコメントもいただいたので、それもついでに答えられてよかったかな!
キャラデザを考えるときの話はちょくちょくこのブログでもしてますが、設定やらを考えるときはこんな感じですと伝われば幸いです。
もうちょい根掘り葉掘り聞きたいとか仰ってくださるなら、もう一本記事を書こうかなとかなんとか。
まあ最近創作書いてないけどな!!(死)
では本日の記事はここまでです!
長めになっちゃいましたが、ここまでお付き合いくださりありがとうございました〜〜!!
最後にもう一度、この度私が参加させていただいた文学アンソロ、
『プティフールの書架-Soleil-』はBOOTHにてお買い求めいただけますので、
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