この記事はキャベツさん主催の企画、
『遊戯王Advent Calendar 2023』の20日目になる記事です。
前日の19日目はpotato4dさんの「「伸びる」ガチデッキ作りの楽しさ」という記事でした。
……すまん、落差激しすぎて息が出来ないんだが?
先に言っておきます、本日紹介するデッキどころか、
(ランクマ、DC、フェス含め)私が普段使っているデッキは基本誘発とか入ってません。
ランク帯ではゴールド~プラチナTier4くらいの強さだと思って頂ければと思います。
それでも良い方は是非是非楽しんでいってください!!
■自己紹介
まずはせっかくなので自己紹介から。
私は普段X(旧Twitter)でイラストを描いたり、YouTube で配信をやったりしています。
ドン・サウザンドが好きで、彼が使う【ヌメロン】デッキをずっと使っているYPです。
元々遊戯王はそれこそ原作漫画やDMから観ていて、
遊戯王OCGもバニラで殴り合い最強のサイクロンが飛び交う小学生環境から遊んでました。
とは言いつつも、基本はアニメの延長戦で友人や実兄と遊ぶ程度で、
遊戯王OCG自体も「アニメのキャラクターが劇中で使ったもの」が現実に手に入る……。
といった目線で楽しんでいました。
いわゆる仮面ラ●ダーの変身ベルト的な立ち位置ですね。
この考え方は遊戯王マスターデュエルリリース後も変わらず、
競技や勝負というよりかは、
推しのキャラクターやカードを紹介し合うツール
として楽しんでいるイメージです。
なので、遊戯王MD配信者なのでルムマを主催したりもしますが、
レギュレーションで最初からいわゆる手札誘発や汎用妨害カード、
ランクマで十二分に強いテーマを排して開催しています。
だってその子たちはランクマ行ったら見れるじゃないですか……。
というわけで、私は「ランクマで全然見ない謎のテーマ」や
「全然違うテーマとテーマの謎すぎる組み合わせ」から生まれる展開が大好物でしてね。
本題に入る前に私のマスターデュエルのデッキリストでも見せておきましょうか。
まあもちろん、ルムマを主催する関係上、ルムマ用のデッキが多くなるのですが、
それでも30個登録できるデッキのうち25個が【ヌメロン】に関連するデッキでした。
もちろん中には数個は似たギミックで、
最終盤面や途中展開が違うだけのデッキだったりもしますが。
【ヌメロン】というテーマ1つだけで、
こんなにいろんなデッキが組めるということをわかって頂ければ幸いです。
ちなみにCPが足りなくてレシピだけ作ったもの(青眼ヌメロンとか)や、
OCGにはあるけどMDに来てないテーマ(【罪宝】とか)は
ニューロンに保存してます(なのでヌメロンだけで30個以上はある……笑)
■ヌメロン×ドラゴンリンク!デッキ紹介
では、いつまでも駄弁っていてもあれなので早速本題に入りましょう!
タイトルにもある通り、
今回は【ヌメロン】とドラゴンリンクを組み合わせたデッキをご紹介いたします!!
というのも、今年だけで数多の【ヌメロン】デッキを使いましたが、
このデッキが自分の中で一番の力作というか……是非是非紹介したかったんですよね!!
ちなみにこのアドカレ企画で別の方(創鍵さん)が『ドラゴンリンク』を解説してくださってます。
私の記事で分からんかった場合はそちらの記事を是非お目通しください!
さてまあ、いきなり「【ヌメロン】とドラリンを組み合わせるんですよ…(ニチャァ」とか
言われても意味★不明だと思いますんで、
このデッキ誕生のきっかけとなったカードたちを紹介しましょうか。
それがタイトルにもある『深淵の獣(ビーステッド)』たちです。
ビーステッドたちに関してはこの動画で解説しているのでYouTube でご覧ください。
この動画で触れている通り、
ビーステッドたちは自分か相手の墓地から光属性か闇属性を除外して特殊召喚する効果を
共通して持っているので、光・闇属性しかいない【ヌメロン】にはキッッッッ……な効果なわけです。
でもその効果のおかげで『CNo.1ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ』の帰還効果のトリガーを自分でいつでも引けるし、
マグナムートでヴァレットを持ってきてストライカーを出せばヌメロニアス出せるくね……?
という事実に気付いてしまいましてね……。
出来上がったわけですよ、【ビーステッドン・サウザンド】が……!!!
じゃまあどんな動きをするデッキなのかをお話ししていきましょう!
■第一ターンの動き
第1ターンは当たり前ですが『ヌメロン・ネットワーク』から、『ヌメロン・ダイレクト』をコピーし、4体の『ゲート・オブ・ヌメロン』たちを展開します。
すかさず『CNo.1ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ』を重ねてX召喚し、
『CNo.1000夢幻虚神ヌメロニアス』降臨の下準備を行います。
まあもちろん勝ちたいなら後攻を取って4体でぶん殴ればいいんですけど、
それならこんな変態構築じゃなくて後攻ワンキル特化型組めよって話なので、
ここでは後攻ワンキルはしません。
というか先行取れるもんなら先行取ります。
というのも、このデッキのレシピは最後に紹介しますが、
後攻用の捲り札なんか基本入ってません。
ネットワーク(ダイレクト)やシニューニャを止められたら基本しにます。
なので先行を取れるなら先行を優先します。
まああとはアニメでドン・サウザンドが2戦とも先行を取っていたので、
「先行は我が貰う!」を言いたいのもある……笑
ちなみに先行で「シニューニャをX召喚!我はこれでターンエンドだ!!」をランクマでも
このデッキ以外でも平然とやるYPなんですけどまあ大体お相手が固まります。
そういう意味では番外戦術というか心理戦というかで
混乱させることが出来ていいかもしれない。
まあ、先行だろうが後攻だろうがシニューニャを出すのですが、
シニューニャを出すと盤面が更地になります。
なので、次のお相手のバトルフェイズをどうにかやり過ごす必要があります。
なお『ゲート・オブ・ヌメロン』たちはワンセットしかないので、
これ以降は反射ダメージは加味しません。
ライフは1でも残れば問題ないです。
BPをやり過ごすその方法は画像の通りです。
詳しく見ていきましょう!
ビーステッドたちを出す
まあ正直これが一番楽ですし後続を確保出来たり
妨害出来たりするので強いですね。
先に述べた通り、ビーステッドたちは、
自分か相手の光・闇属性1体を墓地から除外して、自身を特殊召喚します。
相手が光・闇属性使いならそれをおやつにしてもいいですし、
お相手が光・闇属性を使用しないデッキでも、
大体墓地に光属性のエーカムか闇属性のウォールがいるのでそれを除外して出すことが出来ます。
また、エーカムを除外することで、次のスタンバイフェイズに帰還する
シニューニャのバーンダメージを+1000することも出来ますし、
マグナムートなら後続を確保できます。
ドルイドヴルムなら相手の特殊召喚されたモンスター1体を道連れにできます。
普通に強いですね。
ヴァレットを裏守備で出すorクイックリボルブを使用する
このデッキは「惑星探査車」を採用していないので、
「ピリレイスの地図」を使用したターン以外なら召喚権が余った状態でエンドフェイズを迎えます。
なので、「ヌメロン・ダイレクト」の効果で召喚・特殊召喚は出来ませんが、
セットは可能なので手持ちが「シルバーヴァレット・ドラゴン」なら伏せておきましょう。
シルバーヴァレットは【ヴァレット】の共通効果を持っているので、
破壊されたターンのEPに自身以外の『ヴァレット』を特殊召喚することができます。
「クイックリボルブ」も同じで、「シルバーヴァレット・ドラゴン」か
手札によっては「ヴァレット・シンクロン」、
「ヴァレット・トレーサー」を特殊召喚し、
一時的な壁としつつ、後続も確保します。
まあ大体ヌメロンと思われているので、
「ハーピィの羽根帚」とか「ライトニング・ストーム」を食らいますが、
速攻魔法なので使っておきましょう。
そもそもの攻撃を無効にする
これもなかなか強いです。
このデッキでBPを終了できる効果を持つのは「バトルフェーダー」と「ヌメロン・ウォール」です。
また、攻撃宣言を行えなくする罠「威嚇する咆哮」も3枚採用しています。
「ヌメロン・ウォール」はネットワークを持ってくるのがメインの仕事なので、
1回はダメージを受けてしまうためワンキルは止められない子なのですが。
フェーダーや咆哮は攻撃宣言自体を出来なくするので、
相手のXモンスターがアーゼウスになるのも防いでくれたりもします。
特に【ヌメロン】ミラーだった場合、
「ヌメロン・ダイレクト」を無駄打ちさせることも出来るので、
普通の【ヌメロン】デッキでも「威嚇する咆哮」は3枚採用するのが丸いと思います!!
■第二ターンの動き
さてまあ、お相手のターンをなんとか凌いで自分のターンになりました。
スタンバイフェイズには除外ゾーンからシニューニャが帰ってきます。
この時に自分の場に「ヌメロン・ネットワーク」があれば、
3000~4000バーンを浴びせることが可能です。
このバーンを浴びせることに成功したら、
たとえヌメロニアスまで出せなくてもお相手のライフが5000以下になるので、
「アクセスコード・トーカー」のキルラインに到達します。
是非是非シニューニャちゃんには大活躍してもらいましょうね。
というわけで自分の第二ターンでは、役目を終えたシニューニャを破壊し、
もう一枚「ヌメロン・ネットワーク」を持ってくることでヌメロニアスを降臨させます。
まずはシニューニャを破壊できるモンスターを紹介します。
- ストライカー・ドラゴン
- ヴァレルロード・R・ドラゴン
- ヴィサス=スタフロスト
- フルール・ド・バロネス
このデッキではこの4枚がシニューニャを破壊できる効果を持っています。
「ヴァレット・トレーサー」も破壊できますが、その後闇属性縛りが付くので、
光属性であるヌメロニアスが出せなくなってしまいます。
のでここでは数えません。
ストライカー・ドラゴン
レベル4以下のドラゴン族1体で出せるリンク1です。
着地時に「リボルブート・セクター」を持ってくる効果を有しています。
ドラゴンリンクにおける最初の滑り出しなので、
「無限泡影」や「エフェクト・ヴェーラー」をめっちゃ食らいます。可哀想。
ただ、②の効果を使う前に無効札を切られるので、
効果を無効にされたあとももう一回おかわりすれば発動することは可能です。
②の効果でシニューニャを破壊し、ついでに墓地の「ヴァレット」を1枚回収しましょう。
ヴァレルロード・R・ドラゴン
この子は儀式モンスターですが、降臨に必要な「ヘヴィ・トリガー」が入ってません。
なので墓地で発動できる②の効果のみを使用します。
このカード自体を墓地に落とす方法は、「ワン・フォー・ワン」のコスト、
「竜の渓谷」のコストか効果、「トロイメア・ユニコーン」のコストなど結構あるので、
手札に来ても意外となんとかなります。
でも基本は渓谷で落とすのがスマートだと思います。
②の効果でシニューニャを破壊しつつ、
墓地の「ヴァレット」または「ヴァレル」モンスターを1枚回収できます。
偉いのは自分を回収対象に選択できるので、ストライカーと違って、
コラプサーペント→ワイバースター→ロムルス→
渓谷でライオットを落とす→自身の効果で自分を回収しつつシニューニャを破壊
と、手札に「ヴァレット」がいなくてもヌメロニアスまで行けることですね。
ヴィサス=スタフロスト
自分のフィールドの自分と異なる属性のモンスターを破壊することで、
手札から特殊召喚できるレベル6チューナーです。あとイケメンです。
「壱世壊=ペルレイノ」をはじめ、
「六世壊=パライゾス」以外の「世壊」フィールド魔法でサーチが可能です。
また、チューナーモンスターなのでシンクロ召喚の片割れになることもできます。
単純にシニューニャを破壊できる役目と、
フィールドにモンスターが1体増えるのを兼ねているので、
シンクロ展開にもリンクス数を伸ばす方法にも役立ってくれています。
URで高かったけど【マナドゥム】も組んでいるのでセーフ。
なおクシャトリラには入らない模様。
フルール・ド・バロネス
まあ一応場のカードを破壊できるので。
ストライカー止められたけどトレーサーとビーステッドが居るとかなら……。
まあ最悪の場合はバロネス嬢でもなんとかなります。以上終わり。
元禁止カードも大活躍!?
また、ヌメロニアスを攻撃力10000で特殊召喚できる
「ヌメロン・カオス・リチューアル」ですが、
もちろん「ヌメロン」通常魔法なので、
「ヌメロン・ネットワーク」の効果でデッキから発動することが出来ます。
ただその発動時に、墓地または除外ゾーンにもう一枚の「ヌメロン・ネットワーク」がないとダメなので、
基本「ヌメロン・ネットワーク」は2枚要ると思って貰った方が良いです。
まあ墓地に落とすだけなら、張り替えたりするだけでいいんですが。
せっかくなのでこのデッキはフィールド魔法をネットワーク含め4種類採用していることに着目し、
「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」にも活躍してもらっています。
というのも、「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」を出すまでの過程で
「リボルブート・セクター」や「竜の渓谷」になっていることが多いですし、
手札にもう一枚ネットワークはあるけど、
シニューニャを破壊できるモンスターが居ない場合などは、
場のネットワークを破壊して「壱世壊=ペルレイノ」を持ってくるなんて動きも可能です。
現代遊戯王では相手もフィールド魔法を使っている場合も多いので、
こっちにフィールド魔法が0枚の状態でも、
相手のフィールド魔法を破壊しながらライフも1000回復し
「ヌメロン・ネットワーク」も持ってこれる……と考えると、
モンスター2体消費する価値はあると思います。
■最終盤面までの展開
最終盤面は基本ヌメロニアスの横にアクセスコードかレベル10のシンクロモンスターが並びます。
というのも、「ヌメロニアス」Xモンスターがいるときに発動できる「ヌメロン・ストーム」は、
「ハーピィの羽根箒」に1000バーンがついていて、
かつデッキからも発動できるつよつよカードですが、
極力安全にヌメロニアスを着地させたいので、
妨害を全部ドラリンエンジンに吸って貰ったり、
バックはユニコーンやアクセスで消しとばしておきたいんですよね……。
もしくはモンスターが足りなくてリンク3やリンク4まで展開ができない場合は、
バロネスやディスパテルといった妨害効果を更に上から無効にできるレベル10シンクロを出して妥協します。
ちなみに手札が上振れるとアクセス+バロネス+ヌメロニアスとかいう
ちょっと語呂がいい盤面までいけることもあります。
まあランクマだったら大体アクセス出した時点でサレンダーされるけどな!!!!!!!
ドラゴンリンクの動かし方はもう改めて言うまでもないと思いますが……。
ヴァレットやビーステッド、コラプ&ワイバセットを駆使してリンク数を稼ぐことができます。
その分誘発の打ち所がわかりやすい(それこそ先に述べたストライカーの着地時にうららや泡影など)ので、
ヌメロニアス降臨までに誘発や妨害をすべて吸い尽くしてくれたり、
【ヌメロン】ミラーの場合、
相手が出したアポロウーサの4妨害を吸い尽くしてなおアクセスを出したりも出来るので、
ミラーでも相性が良かったりします。
一応ヌメロニアスもX素材を使用することでフリチェでモンスターを1体破壊できるのと、
BP終了時に自身以外のモンスターを全て破壊する効果を持っているので、
モンスターは最悪残っても大丈夫です。
まあシニューニャのバーンが通っていたら
攻撃力5000以下のモンスターをワンパンで勝てますけどね。
(ペンテスタッグまで採用してた時期もあったけど相手の場を一掃した方がいいと気づいた顔)
■リプレイ動画など
というわけで、基本の動きを解説したところで実際にプレイしている様子をお見せしましょう!!
このレシピになる前の動画ですが、生声配信が苦手な方はこの動画でお楽しみください。
このレシピになってからはこんな感じです。
【天威相剣】相手にバロネス返しするなども見せてくれてます。
他にも対戦切り抜きはあったかもだけどあんまり埋め込むのもあれなんで……笑
こんな感じで割とランクマでもゴールド〜プラチナの底くらいなら割と楽しく遊べます!
初手にネットワークが来なかった?その時は潔くサレンダーしましょう。
人間時には諦めも大事です。はい。
というわけで、個人的に選ぶ2023年マスターデュエルにおける【ヌメロン】の相棒は
『ビーステッド』だよ!!というデッキの紹介でした。
最後にデッキレシピを載せておきます。
でもまだまだ改良中のデッキなので、あくまでも2023年12月の定点観測ということで。
■デッキレシピ
■最後に
というわけで、愛用デッキの【ビーステッドン・サウザンド】をご紹介させていただきました。
このデッキは手札に来たカードでその場で展開を考える、
いわゆるセッション系デッキなので、
事故も多いですが使っていてとても楽しいレシピなので
今年の集大成みたいな感じで改めて紹介できて楽しかったです。
素敵なご企画にご参加できたこと、
それだけでなくヌメロンたちの誕生日から半年後である
12月20日に担当させて頂けて嬉しく思います!
この記事を機に、
【ヌメロン】には「CNo.1000夢幻虚神ヌメロニアス」というエースが、
そのエースを破壊されると「CiNo.1000夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」という切り札がいて、
後攻ワンキルだけじゃないんだぞ!!!
ということを知っていただければ幸いです。
ほかの【ヌメロン】デッキが気になる方は
是非私の You Tubeでも見てください(宣伝)
最後に!!!ヌメロン!!ドンさん!!!今年も大好きだ!!!!!!!
これからもよろしくな!!!!!!!!!!!!!!!!!
明日の記事はC.Bさんがご担当されます!
内容は「個人が開催する最古のCS「TCS」。その大会環境を徹底分析!」だそうです。
お楽しみに!!!!